
私は神奈川県の箱根で生まれ育ちました。
子どもの頃の遊び場は、公園や山など自然がいっぱいの場所でした。兄弟や近所の子どもたちと一緒に、毎日のように外で遊んでいました。
当時は今のようにゲームやスマートフォンがある時代ではなかったので、遊びはいつも自分たちで考えるものでした。
木の枝や石を使って遊びを作ったり、 山の中を探検したり、 ルールを考えて新しい遊びを始めたり。
誰かに教えてもらうというより、 遊びながら自然に学んでいたという感覚があります。
振り返ってみると、その時間の中で私は・友達とやりとりすること・自分の考えを伝えること・相手の話を聞くこと・想像すること ・工夫すること そして何より楽しみながら学ぶこと を学んでいたのだと思います。その後、学生の頃にイギリスへ留学する機会を得ました。
最初は英語が思うように聞き取れず、自分の言いたいこともうまく伝えられない毎日でした。しかし生活の中で英語を使い続けるうちに、少しずつある変化が起きてきました。
それは、英語を日本語に訳して理解するのではなく、英語の音の中にイメージを感じられたときでした。
会話の中で聞こえてくる英語が、頭の中で日本語に変換される前に、場面や感覚として理解できる瞬間がありました。
そのとき、「言葉は頭で考えるものだけではなく、感じて理解するものでもあるんだ」ということを強く感じました。
この体験は、英語を教えるようになった今でもとても大きなヒントになっています。英語を教えるようになってから、私は長い年月の中でたくさんの子どもたちと出会ってきました。
その中で改めて感じたことがあります。
子どもたちは「勉強しているとき」よりも遊んでいるときの方が、よく学んでいるということです。声を出したり、表現したり、笑ったりしながら、子どもたちは自然に言葉を使い始めます。
その姿を見ていると、子どもの頃に箱根で遊んでいたときの感覚とどこか重なるものがありました。レッスンをしていると、とても印象に残る瞬間があります。
例えば、普段はとてもおとなしい子が、ある日レッスンの最後のセリフを大きな声で元気に言ったことがありました。それまで静かに参加していた子が、その瞬間だけ自分の声を出したのです。
その姿を見て、「言葉って、その子の中にちゃんと育っているんだな」と感じました。こういう瞬間に出会えることが、この仕事のとても嬉しいところです。キッズマンイングリッシュでは、英語を「勉強」として覚えるだけではなく、言葉で遊ぶ体験を大切にしています。
音やリズム、ジェスチャー、セリフなどを使いながら、子どもたちは楽しく言葉に触れていきます。
その中で、
・自分から声を出したり
・英語を楽しそうに言ったり
・表現することを楽しんだりする瞬間が生まれてきます。
私はこの時間を「言葉の遊び場」と考えています。キッズマンイングリッシュという名前は、実は妻がふと思いついてくれた名前です。
当時は深く考えずに決めた名前でしたが、今振り返ってみると、子どもの頃に自然の中で遊びながら学んでいた体験を、今の自分が子どもたちに伝えているように感じています。
まるで、子どもの頃の遊びの時間が形を変えて続いているような感覚です。子どもたちは本来、遊びながら学ぶ力を持っています。
だから私は、英語を覚えることよりも言葉を楽しむ体験を大切にしています。
言葉で遊ぶ体験の中で、子どもたちは
・想像する力
・表現する力
・自分の声を出す力を少しずつ育てていきます。
英語はその入り口です。
子どもたちが言葉の楽しさに出会える場所を、これからも作っていきたいと思っています。